焼酎はウィスキーやブランデーなどと同じ蒸留酒であることは皆さんご存知のことと思います。
根本的に日本酒などの醸造酒とは製造方法が違いますので日本酒とは別種のお酒と考えて良いかと思います。
製造過程が違うので日本酒などより値段はかなり安くなり、昔は『焼酎=安酒』のイメージがありましたが焼酎ブームなどに影響されて飲んでいるうちに、その奥深さに驚かされた方も多いでしょう。
焼酎にはいわゆる今ブームの「本格焼酎」と「甲類焼酎」の2種類があります。
本格焼酎とは乙類焼酎のことで、単式蒸留機で蒸留してアルコール分45度以下のもので、 甲類焼酎とは連続式蒸留機で蒸留してアルコール分36度未満のもののことです。
つまり焼酎の中でも種類が分かれており、規定に則った乙類焼酎のみが「本格焼酎」として堂々と名乗れるわけです。
スーパーなどで売っている紙パックやペットボトルの焼酎などは殆どが本格焼酎ではなく、甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドした甲・乙混和焼酎といいます。
最近ではかなり本格焼酎に近い味わいの甲・乙混和焼酎もでていますが、やはり本格焼酎の風味や香りをしのぐものはないでしょう。
本格焼酎はロックや水割りで楽しみますが、乙類焼酎は酎ハイやカクテルなど割って飲むというふうに楽しみ方も変わってきます。